ご相談にいらっしゃる方の多くは、実はまだ日本のビザや在留資格をお持ちでない状態です(例えば物件の下見だけの方、移住を検討中の方、短期滞在の方など)。このような状況ではほとんどの携帯キャリアでは契約できません。多くの会社はあらかじめ「在留カードを持っていること」を前提としているためです。この記事では、ビザがない状態で実際に利用できる選択肢をご紹介します。以下では「ビザがなくても作れるもの」と「在留カード取得後にお得なもの」の2つに分けて、一度に整理します。
なぜ内見や購入で日本の電話番号が必要?日本で内見をする、仲介と連絡を取る、その後日本の銀行口座を開く、電気・ガス・水道を申し込む、各種サービスのSMS認証——その多くに日本の携帯番号(080/090/070で始まる)が必要です。台湾の番号のローミングは応急的には使えますが、日本で本格的に手続きするなら日本の番号があるとずっと便利です。周周が内見にいらっしゃるお客様に「まず一枚作っておくと良い」とお伝えするのもこのためです。
ビザ・在留カードがなくても使える選択肢:
✅ パスポートだけで契約できる
Mobal(モバル):パスポートだけで申し込みが可能で、在留カード・ビザ・日本の銀行口座やクレジットカードも一切不要です。提供されるのは本物の日本の電話番号(090/080/070から始まる番号で、050の仮想番号ではありません)で、賃貸契約、銀行口座開設、日本の携帯番号での認証が必要な日常のさまざまな場面でそのまま利用できます。空港で受け取ることもでき、事前に海外へ発送してもらうことも可能で、来日当日から利用開始できます。月額料金はプランによって約1,000〜4,500円程度です。
JP Smart SIM:同じくパスポートのみで申し込め、クレジットカードも在留カードも不要です。月額料金はコンビニ(LAWSON、ファミリーマートなど)での現金払いにも対応しており、docomo回線を使用、契約期間の縛りもありません。
Sakura Mobile(サクラモバイル):全編英語対応のカスタマーサポートが特徴で、一部のプラン(特に空港・店頭受け取り)はパスポートのみで契約可能です。在留カードをまったくお持ちでない方にも対応できますが、宅配やeSIMを選ぶ場合は在留カードの住所を求められることもあるため、受け取り方法によって異なります。
| プラン | 必要なもの | 特徴 |
|---|---|---|
| Mobal | パスポートのみ | 本物の日本番号、海外発送可、到着後すぐ利用 |
| JP Smart SIM | パスポートのみ | コンビニ現金払い、docomo回線、縛りなし |
| Sakura Mobile | パスポート(一部プラン) | 英語サポート、空港・店舗受取 |
料金やプラン内容は変動します。各社の公式サイトをご確認ください。
ビザ不要の3プラン、どこが違う?
・Mobal:パスポートだけで申込可、本物の日本番号が持て、海外へ先に発送でき到着後すぐ使えるため、来日前に番号が欲しい方に。
・JP Smart SIM:同じくパスポートのみ、月額はコンビニ現金払い可、docomo回線で縛りなし、柔軟性が高い。
・Sakura Mobile:英語サポートが売りで、日本語が全く分からない方に優しく、空港や店舗で受け取れます。
eSIMか物理SIMか?お使いのスマホがeSIM対応なら、多くのプランはQRコードで開通でき、SIM到着を待たず到着後すぐ通信できて短期の内見に便利です。ただし一部のプラン(特に日本番号付き)は物理SIMの方が安定します。申込前に対応機種を確認しましょう。
SIMはどう受け取る?ビザ不要プランの受取方法は主に、海外のご住所へ発送(出発前に設定)、成田/羽田空港カウンターで受取、または日本の宿泊先へ発送です。到着後すぐ通信したいなら、事前にオンライン申込し海外発送または空港受取を予約するのが安心です。
ビザ・在留カードを取得してから契約できるもの(アップグレード先、料金はこちらの方がお得な傾向):docomo・au・SoftBankの三大キャリアはいずれも在留カードが必須で、auは分割購入の際に在留カードの残存有効期間が26ヶ月以上あることを求め、docomoも最低3ヶ月以上の残存期間が必要で、それ未満の場合は本人名義のクレジットカード払いのみとなります。この3社は「ビザがない」状態の方にとっては基本的に契約が難しいキャリアです。楽天モバイルも在留カードが必要で(短期滞在ビザ・90日以内の滞在では契約不可)、クレジットカードまたは日本の銀行口座が必要ですが、公式サイトに英語版があり、英語のまま申し込みを完結できます。傘下のオンライン専用ブランドであるahamo/povo/LINEMO、そしてより安価なIIJmio、mineoといったプランも同様に在留カードが必要で、一般的に日本のクレジットカードが求められます(国際カードには非対応のところがほとんどです)。
短期の内見 vs 長期居住で選び方が違う短期の内見・数日〜数週間の滞在なら、ビザ不要で短期利用でき到着後すぐ使えるプラン(Mobal、JP Smart SIM、Sakura)が手軽です。長期居住・在留カード取得後なら、docomo、au、SoftBankや楽天の契約プランに移ると、料金や端末補助が有利なことが多いです。まず短期、その後長期がごく自然な流れです。
後でプランを変える時、番号は残せる?ビザ不要プランから大手3キャリアに移る場合、多くは番号ポータビリティ(MNP)で元の日本番号を引き継げ、番号変更や連絡先への通知が不要です。詳細は各社の規定によります。
💡 まとめると
まだ日本のビザ・在留カードをお持ちでない方 → まずはMobalかJP Smart SIMをご検討ください。パスポートだけで契約でき、来日当日には日本の電話番号を使い始められます。その後、実際にビザを取得して在留カードが発行されたら、より多くのデータ通信量や節約を求めて楽天モバイルや三大キャリアのオンライン専用ブランドへの乗り換えをご検討ください。多くの場合、番号そのまま(MNP)で乗り換え可能です。
💡 周周からのアドバイス
各キャリアの契約条件や料金は随時変更される可能性があります。実際に契約できるかどうか、審査が通るかどうかは各通信事業者の最新の案内をご確認ください。ご相談されたい方は、お気軽にLINEでご連絡ください。
台湾の番号のローミングではだめ?1〜2日だけ、たまにメッセージを受け取る程度なら、台湾キャリアの国際ローミングも応急には使えます。ただし料金は安くなく、日本番号も持てません。内見期間中に頻繁に連絡し、ネットで調べ、地図で複数物件を回るなら、日本の現地SIMの方が安くスムーズなことが多いです。滞在日数と使用量で判断しましょう。
番号なし、通信だけでもいい?短期の内見だけなら、「通信用」のデータSIMやポケットWiFiだけにして、LINEやメッセージアプリで連絡する手もあります。ただし日本側のSMS認証(予約や一部サービス)を受けたり日本の固定電話にかけたりするには、やはり本物の日本番号が必要です。用途に応じて「通信のみ」か「通話番号付き」かを決めましょう。
申込前に確認したいことスマホのSIMロックが解除済みか(未解除だと他社SIMが使えないことも)、対応バンド、プランのデータ量と利用日数が足りるか、更新や解約の扱いなどです。こうした細部を見落とすと到着後に使えないこともあるため、先に確認しておくと安心です。
日本番号は生活でどれくらい使う?日本の銀行口座開設、クレジットカード、賃貸、電気・ガス・水道の申込、行政や各種アプリのSMS認証……ほぼすべてに日本の携帯番号が要ります。日本で不動産を持つ、さらに将来長く住む予定の方にとって、この番号は生活を始める第一歩です。
ひと言でまとめるとビザがなくても携帯は使えます——まず「パスポートだけで作れる」プランで到着し、在留カードを取得したらより有利な契約プランに移るのが最もスムーズな流れです。細かい点は周周がお手伝いします。
内見に、携帯番号のことも一緒に周周がお手伝いするお客様には、まだビザがなく初めて日本で内見される台湾の方も多く、こうした「到着後に何を手続きするか」という生活の細部もあわせてお伝えしています。内見の前に、番号やネットをどうすれば一番スムーズか迷ったら、まずご相談ください。内見から生活の立ち上げまでの流れを一緒に整えます。日本に着いてすぐ連絡が取れ、ネットで調べられれば、内見もスムーズです。
出典:Mobal、JP Smart SIM、Sakura Mobile、楽天モバイル各公式サイトのサービス案内、docomo/au/SoftBankの本人確認書類に関する案内、GaijinPot、Tokyo Cheapoなど日本での生活に関する実用ガイド類の整理。
本記事は一般的な情報整理を目的としたものであり、法律や通信契約に関する助言ではありません。実際の契約条件、料金、審査結果については、各通信事業者の最新の案内をご確認ください。
周周・日本の不動産